2000年4月に誕生した日本で第3番目の公的保険制度である介護保険も早いもので18年目に入りました。介護保険を中心的に担う介護支援専門員(ケアマネジャー)という職種も18歳を迎えたわけです。
当初、ケアマネジャーという名前は介護業界関係者や介護保険を利用する方だけが知っている社会的にも馴染みの薄い職種でした。この18年間、制度・報酬改正のたびにケアマネジャーに対する役割や業務領域は変化向上し、高齢化に伴い介護が社会的課題となるに従い認知度も向上してきました。
今回の4月改定でも医療との連携強化が大きく報酬に上がり18年前は医師への面談もままならないケアマネジャーが多く存在しましたが、今や医療機関からの退院や在宅療養に関する連絡調整はケアマネジャー宛てが中心となってきました。その分、ケアマネジャーの質の向上も大きい課題となっています。もちろん主任ケアマネジャーに対する要求性も上がり、介護保険だけではなくインフォーマル、地域資源の活用や開発、政策提言までも行える資質、レベルが要求されるようになってきました。
去年12月から5カ月にわたり参加した主任ケアケアマネジャーの更新研修がようやく先日終わりました。「自分だけ、自分の利用者様だけ、自分の事業所だけ良ければ…」このような考えは通用しません。自分の地域の介護力、発信力を向上させることが利用者様の権利を守り業界の底力をあ げるのだと思います。
今後もケアマネジャー職を探求し利用者様、事業所様に寄り添ったケアプランセンター、ケアマネジャーになれますよう努力していきたいと思います。
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